『関宿かるた』の楽しみ方

 『関宿かるた』制作時には3つの楽しみ方を考えました。

  • 『関宿かるた』で ”神経衰弱(しんけいすいじゃく)”
  • 『関宿かるた』で “かるた遊び”
  • 『関宿かるた』で ”関宿めぐり”

楽しみ方は自由です。面白い遊び方を思いついた方はぜひ教えてくださいね。


『関宿かるた』で“神経衰弱”

 トランプゲームの“神経衰弱”と同じです。『関宿かるた』をすべて裏返して並べ、絵札、文字札を1枚づつ開け、内容が一致していれば取り、していなければ再び裏返しておきます。これを参加者全員が順にかるたがなくなるまで行って、最も多くのカルタを取った人が勝ちになります。

カルタの表裏。 左が絵札(えんじ色)。右が文字札(深緑色)
  • 『関宿かるた』を裏を向けて(絵が見えないように)並べて置きます。
  • 参加者のカルタを表返す順番を決めます。
  • 最初の人は、”えんじ色”の絵札、”深緑色”の文字札を1枚づつ選び、表返します。
  • 表返した2枚が同じ札であれば取り、さらに別の2枚を表返します。
  • 表返した2枚が違う札の時、その人の順番は終わりです。表返した2枚をもとの位置に再び裏返して置きます。
  • 次の人が同じことをします。これを、置いたかるたがなくなるまで続けます。
  • 最後に参加者全員で取ったかるたの枚数を確認し、最も多く取った人が勝ちになります。

<ポイント>
●絵や文章を覚えていなくても、すぐに楽しむことができます。
●神経衰弱をしながら、絵や文章を覚えていっても良いですね。


『関宿かるた』で“かるた遊び”

 一般のかるた遊びと同じです。『関宿かるた』の内、絵札だけを表向けて並べて参加者で囲みます。読み人は文字札を1枚ごとに読み、参加者は読まれた札と対になっている絵札に触れて取ります。すべてのかるたが取られたとき、最も多くのカルタを取った人が勝ちです、

  • まず、”読み人”1人と、札を取る人2人以上を決めます。
  • 絵札(取り札)を表を向けて(絵が見えるように)広げ、とる人に見やすいように並べて置きます。
  • 読み人が文字札(読み札)1枚選び、ゆっくり読みます。
  • 取る人は、並べられている絵札の中から、読まれた札に対応した絵札1枚を探し、素早く手で押さえます。
  • 読み人は押さえられた絵札が正しいものであるかどうかを確認します。
  • 一番早く、正しい絵札を押さえた人が札を取ります。間違えた札を押さえた人は次の読み札で札を押さえることができません(1回休み)。
  • すべての読み札、取り札がなくなるまで繰り返します。
  • 一番多くの札を取った人が勝ちになります。

<ポイント>
かるた遊びを始める前に、“絵札”と“文字札”を対照させながら、絵と文章を少し覚える必要があります。
●乱暴に扱うと、参加者同士がぶつかったり、かるた札が破損したりするので注意が必要です。


『関宿かるた』で“関宿めぐり”

 関宿のまちなみに出て、『関宿かるた』の句が書かれた木札を探しながら、関宿めぐりをします。

 関宿内の○○か所(調査中)に、『関宿かるた』の文章を刻んだ木札が掲げられています。木札は関宿まちなみ保存会が設置したもので、 掲げられている場所はそれぞれかるたの文章に関係しているところです。

『関宿かるた』が刻まれた木札。

<ポイント>
文章になっている場所を実際に見ることができます。
●木札を探すことで、それ以外の部分も注意深く見ることになります。
●問題を出して正解を考えさせるなど、ゲーム性を高める工夫を独自に付け足すとより楽しいものになります。
●説明が覚えやすいため、木札のところで観光客などに説明をしてもらうなどのボランティア活動にも活用できます。

 現在、本ブログのかるた札解説に直接リンクするQRコードの木札への設置を進めております。スマホのQRコード読み取りアプリを使えば、現地で「かるた札解説」を見ることができます。ご活用ください。

QRコードは木札右下にあります。

※スマホ画面を見ながらの散策は大変危険です。軒下などでゆっくりとご覧ください。

※QRコードの設置は、ブログで解説を行ったものから順次行っております。すべてに設置されるまでは今しばらくお待ちください。

※ 本サイトでは確認されていませんが、QRコードを偽造して他のサイトに誘導する悪質な行為があるようです。本サイトのQRコードを使用時に「関宿かるた」とは関係のない他のサイトが表示された場合は、すぐに閲覧を中止してください。また、こうした事象が発生した場合にはメール等により当研究所までお知らせください。

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